野菜を販売する上でいくつかパターンがあるのはご存知でしょうか?それらを比較し簡単に参入できる販売先をランキング形式で紹介していきます。
1. 委託販売
委託販売とは、店舗野菜売り場の一部を借りて販売する方法です。販売手数料を支払う必要がありますが、比較的に簡単に参入することができます。
メリット
デメリット
MEMO
委託販売は、新規就農者にとって比較的ハードルが低い販売先だと思います。ただし、先住農家さんがいますから、ポップ等で個性を前面に出しアピールしていかないと手に取ってもらえないでしょう。朝の時間帯は、多くの人が納品にきますが、逆に夕方店舗は品薄状態になります。そこを狙って納品するのもありかもしれません!実際の農家さんが直接持ってきているのをわかっているため、客数もかなり多いですし、今後も増加傾向にあります。
2. JA直売所
JA直売所は、自分の地域のJA直売所で販売することができます。JA直売所は高齢の方には根強い人気があり、場所によっては毎日多くのお客さんが来る直売所もあります。また、道の駅が老若男女絶大な人気があり、今後も店舗数が増加傾向にあります。
メリット
デメリット
MEMO
JA直売所や道の駅は、知名度が高くお客さんの数はかなり多いです。そして、管轄地域の農家さんに限定されているため競合も少ないです。(店舗イメージのため他産地の野菜も置くことがありますが、地元野菜が優先されます。)JA直売所は他と比べて販売手数料が断然安いです。ですので、新規就農者の人達にとっては、参入しやすいでしょう。またJAが主催するイベントもあります。そこで近くの農家さん達と交流を深めることもできますので、おすすめです。
3. スーパーやデパートの地元野菜コーナー
スーパーやデパートにも地元野菜コーナーがあり近所の農家さんであれば比較的優先的に入れてくれます。ただし、そこに地元野菜コーナーがあればの話ですので、あらかじめ調査は必要です。
メリット
デメリット
MEMO
スーパーやデパートの強みは、リピーターを作ることができること。その近所の人たちがほぼ毎日使うので一度定着してしまえば売り上げは確保できるでしょう。逆に悪いイメージがついてしまうとまったく売れないので注意が必要。良いイメージを作るためには、試食販売や催事に積極的に参加し、お客さんと対話をするといいでしょう。そうしてお店にも貢献できれば、店長さんにも気に入られ、さらなる取引にもつながります。
以上が販路を確保するための【初級編】です。農業を始めたいと思っている人はまず、近くに上記のような販路があるか調査してみてください!